劇場版『名探偵コナン 隻眼の残像』は、2025年4月18日に公開される、シリーズ第28作目となる映画です。
本作では、長野県の雪山を舞台に、隻眼の刑事・大和敢助を中心とした壮大なミステリーが描かれます。
スノーボードで雪山を駆け抜ける江戸川コナンの勇姿が映画のポスターに描かれており、
アクション要素と推理劇が絶妙に融合しています。
その最新作の舞台は長野県なのですが、早くも「長野県警」や「野辺山宇宙電波観測所」などが
話題になっています。
そこで今回は、最新作の舞台となる長野県内の聖地巡礼スポットなどを紹介しようと思います。
隻眼の残像の舞台が長野になった理由は?
(引用元:Instagramより)
『隻眼の残像』の舞台となった長野県は、原作者の青山剛昌先生にとって特別な場所です。
青山先生は長野県佐久市の漫画家武論尊さんと親交が深く、
2018年から開催されている「武論尊100時間漫画塾」で講師を務めるなど縁があります。
さらに、2024年には長野県警を直接訪問し、県警本部や県庁の見学を行っています。
その際の経験が物語にリアルなディテールを加えたと考えられます。
また、長野県の持つ壮大な自然や八ヶ岳の厳冬期の風景は、物語のスリリングな展開に深みを与えています。
透明な空気感と雪景色が、劇中の「隻眼刑事の過去」に絡む重大事件の舞台として、
象徴的な意味を担っています。
隻眼の残像の聖地巡礼スポット!
(引用元:Instagramより)
最新作「隻眼の残像」の舞台となった長野県には、ファンだったら訪れるであろう聖地が
いくつか存在します。以下に主要スポットを紹介していきましょう。
国立天文台 野辺山宇宙電波観測所
舞台のひとつとして話題となっているのが、長野県川上村にある国立天文台である
「野辺山宇宙電波観測所」です。
この観測所は、長野県南佐久郡南牧村にある国立天文台の施設で、日本における電波天文学の
中心的な観測所です。標高1,350mの八ヶ岳高原に位置し、1982年に開設されました。
電波望遠鏡を使って宇宙から届く電波を観測し、星の誕生や銀河の構造、
ブラックホールの研究など最先端の宇宙研究が行われています。
この観測所は、直径45メートルの巨大なパラボラアンテナが印象的で、劇中でもミステリアスな雰囲気を
醸し出すシーンに登場します。観測所は、宇宙の電波を捉える重要な研究拠点として長年活用されており、
その先進的な科学設備と壮大なスケールは訪れる人々を圧倒します。
今回の作品でなぜこの観測所が選ばれたのかというと、野辺山の静けさと冬の澄んだ空気が
「隻眼の残像」の持つ緊迫感にマッチしているからです。
また、このエリアは青山剛昌先生が長野県出身であることもあり、特に愛着を持って描かれました。
観測所への見学も可能なため、ファンの皆さんにとっては聖地巡礼の外せないスポットとなること
間違いありません。
(引用元:Instagramより)
主要な建物•施設
1.45m電波望遠鏡(メイン施設)
・日本最大級のパラボラアンテナで、直径45mの巨大な電波望遠鏡です。
・主にミリ波帯の電波を観測し、星間物質や遠方の銀河の構造解析に貢献しています。
・世界的にも高精度な望遠鏡で、ブラックホールの観測や分子雲の分布研究にも活用されています
2. ミリ波干渉計(NMA: Nobeyama Millimeter Array)
・6台の直径10mの電波望遠鏡が配置された干渉計システム。
・複数の望遠鏡で同時に観測することで、より高解像度な画像を得ることができます。
・銀河の内部構造や星形成領域の観測に大きな成果を上げています。
3. 太陽電波強度偏波計(SP: Solar Polarimeter)
- 太陽表面から発せられる電波の強度や偏波(電波の振動方向)を観測する装置。
- 太陽フレアなどの爆発現象の観測にも活用されています。
4. 電波ヘリオグラフ(Nobeyama Radioheliograph)
- 84台のアンテナが直線上に並べられた電波望遠鏡群。
- 太陽の電波像をリアルタイムで観測するための専用装置で、
太陽活動のモニタリングに利用されています。
一般見学は基本的に無料で事前予約が不要な場合が多いとのことですが、特別なイベントは
事前予約が必要になる場合もあります。
事前に予約が必要か確認しておくとよいでしょう。
映画の舞台ともなっているので、多くのファンが訪れそうですね。
宇宙好きなら一度は訪れてみたい、最先端の天文学研究の拠点です。
住所:長野県南佐久郡南牧村野辺山462−2
営業時間:8:30〜17:00
電話番号:0267-98-4300
長野県警警察本部
劇中では、長野県警のシーンが多く描かれており、その外観は長野県警警察本部が
モデルでは?と言われています。
今回の映画制作にあたり、原作者の青山剛昌先生が自ら長野県警に訪問し、
捜査1課や鑑識課、科学捜査研究所などの現場を視察しました。
これにより、作中の警察描写がよりリアルに描かれています。
住所:長野県長野市南長野幅下692-2
八ヶ岳連峰 赤岳
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劇中に登場する「未宝岳(みたからだけ)」は架空の山ですが、そのモデルは八ヶ岳連峰の
赤岳とされています。赤岳は標高2,899メートルで、中級者から上級者向けの登山ルートが存在します。
映画では、白いパラボラアンテナと雄大な八ヶ岳が共演するシーンが撮影され、
観測所の科学的な魅力と壮大な自然が調和する唯一無二の世界観が創造されています。
また、八ヶ岳の自然環境が映画のミステリー要素や緊張感を高める舞台装置としても
効果的に活用されています。
聖地巡礼を訪れる際の注意点
聖地巡礼の醍醐味をSNSで共有するファンが増えており、映画『隻眼の残像』に関連して
長野の景色やスポットが多く投稿されることが予想されます。
ただし、地元の住民や他の観光客への配慮を忘れず、マナーを守ることが大切です。
例えば、野辺山宇宙電波観測所の周辺は学術的な研究が行われている施設ですので、
大声を出したり長時間の滞在で迷惑をかけないよう注意してください。
また、八ヶ岳連峰など自然の中ではゴミを持ち帰るなど環境保全にも心を配りましょう。
撮影時に立ち入り禁止区域に入らない、他人や車のナンバーが写り込む場合はモザイク加工をするなど、
SNS投稿時の配慮も欠かせません。
映画「隻眼の残像」の見どころ
名探偵コナンは、世界で累計発行部数2.7億部を突破し、30周年である2024年に公開された
「名探偵コナン100万ドルの五稜星(みちしるべ)」は、シリーズ最高の興行収入である
158億円を突破しました、28作目である「隻眼の残像」はそれを超えられるか?楽しみでもあります。
映画のあらすじや見どころについて解説していきましょう!
隻眼の残像のあらすじ
物語は、長野県・八ヶ岳連峰の未宝岳で、長野県警の大和敢助警部が“ある男”を追跡中に、ライフル弾で左眼を負傷し、雪崩に巻き込まれるところから始まります。 奇跡的に生還した敢助は10カ月後、国立天文台野辺山の施設研究員が襲われた事件の捜査中に、巨大パラボラアンテナの動きに合わせて左眼の疼きを感じます。
同じ頃、毛利小五郎の元に警視庁時代の同僚“ワニ”から、敢助が巻き込まれた雪崩事故の調査中に小五郎の名前が事件ファイルにあったとの連絡が入ります。 小五郎とコナンが“ワニ”との待ち合わせ場所に向かう途中、突然の銃声が響き渡り、事態は急展開を迎えます。隻眼に宿る残像と果たせなかった約束が、氷雪吹き荒れる山岳での因縁の幕開けを告げます。本作では、長野県警の諸伏高明警部や上原由衣警部補、警視庁捜査一課の目暮警部、佐藤刑事、高木刑事、さらに公安警察の降谷零など、多くの警察関係者が登場し、過去と現在の事件が交錯する重厚なミステリーが展開されます
(引用元:https://otocoto.jp/news/conan-movie2025_0226/?utm_source=chatgpt.com)
隻眼の残像のみどころ
映画「隻眼の残像」は、長野県の雪山を舞台に繰り広げられる壮大なミステリーです。
南佐久郡南牧村にある野辺山宇宙電波観測所が重要な舞台として描かれており、
科学とミステリー要素が巧妙に絡み合ったストーリーが展開されます。
野辺山のシンボルである45メートルの巨大なパラボラアンテナが物語の鍵を握るとして、
早くも注目を集めています。ここでは、長野県警の架空の警察官である大和敢助、諸伏高明、上原由衣が
再び活躍し、科学捜査と鋭い推理で困難な事件の全貌に迫る展開が予想されます。
また、毛利小五郎が重要なシーンで約20年ぶりに活躍する点も楽しみであり注目したいですね。
まとめ
今回は、映画名探偵コナン「隻眼の残像」の聖地巡礼スポットと映画の見どころなど
紹介してきました。
映画公開前から舞台の一つとなる”野辺山宇宙電波観測所”が話題となっています。
映画公開後は、聖地巡礼地をしてさらに大きなブームとなるかと予測されています。
また舞台となった南牧村をはじめとする長野県各地では八ヶ岳連峰や地元グルメなどが
観光客にとって魅力的なポイントとなるでしょう。
映画を観たあとに実際に訪れることで物語のストーリーやキャラクターの足跡を
体験できるのは映画ファンにとっては魅力的な旅になることでしょう。
聖地を訪れた時には、マナーなど守ることが重要です。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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