24時間マラソン猛暑の中で走る理由は?やめることはできない?歴代ランナー一覧!

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夏の風物詩の一つといってもいい「24時時間テレビのチャリティマラソン」

2025年のチャリティランナーは、SUPEREIGHTの”横山裕さん”と発表されました。

ここ最近では、酷暑の中でのマラソンとあってその賛否が毎回問われています。

特に2025年は、40°近くなる酷暑でチャリティランナーの体力・健康面が心配です。

そこまでしてマラソン企画をしなきゃいけないのか?と個人的には疑問です。

今回の記事では”24時間マラソン猛暑の中を走る理由は?”について考察してみたいと思います。

また、直近10年分の歴代ランナーについても紹介していきたいと思います。

目次

24時間テレビの目的と意図

24時間テレビは、1978年から「愛は地球を救う」をテーマに開始されたチャリティー番組で、

日本テレビ系で毎年夏に放送されています。近年、「愛は地球を救うのか?」という問いかけに変わり、

時代の流れに合わせてその意義を再定義しています。

初回のパーソナリティは、萩本欽一さんと大竹しのぶさんでした。

この番組の目的は、社会や支援を必要とする人々への意識を高め、募金活動を通じて支援を

広げることにあります。特に24時間マラソンは、視聴者に「努力」や「挑戦」を通じて感動を与え、

チャリティーの流れを促進する重要な要素と位置付けられています。

マラソン企画の歴史と背景

24時間マラソンは、1992年に間寛平さんを最初のランナーとして始まりました。

当初はお笑い芸人やタレントを中心とした選抜方式で、年々その距離や構成が進化していきました。

間寛平さんの200kmマラソンや、家族リレー形式を取り入れた北斗晶・佐々木健介家族など、

ランナーが挑む姿は多くの感動を与えてきました。一方で、過酷な猛暑の中を走るランナーの負担や

健康リスクが注目されるようになり、形式の見直しや配慮の声もあがっています。

その中でも歴代ランナーの壮絶な挑戦は、番組の象徴とも言える存在として、

視聴者の心に深く刻まれています。

チャリティーとの関係性について

24時間マラソンはチャリティ活動と密接に結ついているといってもいいでしょう。

ランナーがゴールする姿は感動を呼び起こして、募金活動の大きな後押しをしています。

個人的には”サライ”を熱唱するところからゴールシーンまでは気になってしまうので

毎回、視聴しています。

あのゴールシーンを見て、”ああ、今年も終わったのね”と思っています。

集められた募金は、災害支援や福祉支援など、様々な社会貢献運動に活用されています。

2024年は、やすこさんがチャリティランナーを務め、児童福祉施設へ支援の募金を集めました。

しかし近年、一部では「ランナーを酷使して感動を押し売りしている」という批判の声や、

募金の不正使用というスキャンダルもあり、チャリティーの信頼性を巡る議論が広がっています。

それでも、この番組が築き上げた「支える」ことの意義は、社会貢献の一つのモデルとなり続けています。

とはいえ、近年はかなりの酷暑の中のマラソンとなるので、企画自体のあり方が疑問視されているので、

賛否両論の意見についてまとめてみました。

24時間チャリティマラソンへの賛成意見

チャリティマラソンへの賛成意見としては、多くの視聴者がランナーの努力や苦難に感動し、

自分の日常を見直すきっかけになる点が挙げられます。

特に、歴代ランナーがそれぞれのストーリーや背景を持ちながら完走を目指す姿は、

多くの人に勇気を与えています。例えば、2024年のランナーであるやす子さんの場合、

自身の経験を活かして児童養護施設への寄付を提案しましたが、その姿勢が大きな共感を呼んでいます。

このように、ランナーを身近に感じることができる点が、人々の心を動かしていると言ってもいいでしょう。

大きな活動資金を集める重要性

24時間テレビマラソンが持つもうひとつの大きな意義は、感動を通じて集まる寄付金の規模です。

この番組は、チャリティーを目的に運営されており、募金の使い道として医療支援や災害復興支援など、

さまざまな社会的課題の解決を支えています。

過去にはやす子さんのように、ランナー自身が募金の使途を明確に提案する事例もあり、

その取り組みは視聴者により具体的なイメージを与えます。

大規模な活動資金を確保するという点で、24時間マラソンが持つ影響力は無視できません。

感動による社会的つながりの向上

24時間テレビマラソンは、個々の感動が連鎖し、社会全体に共感とつながりの輪を広げる役割を

果たしています。特に猛暑という厳しい環境の中、ランナーがゴールを目指して走る姿は

多くの人の心を動かし、単なるテレビ番組以上の社会的影響を与えています。

番組を通じて感じる「一体感」や「連帯感」は、ただのエンターテイメントでは生まれにくいものです。

この感動こそが、その中止を難しくしている理由のひとつでもあります。

24時間チャリティマラソンへの反対意見

次に反対意見などについてまとめてみました。

猛暑で走るリスクは?

24時間テレビのチャリティーマラソンは過酷な猛暑の中で実施されることが多く、

ランナーの健康や安全面への懸念がつねに指摘されています。

特に真夏の炎天下で長距離を走ることは、熱中症や脱水症状、身体への過度な負荷が原因で

深刻な健康被害をもたらすリスクがあります。過去の歴代ランナーの中でも高齢な参加者や

普段スポーツを専門としない芸能人が選ばれるケースもあり、

その都度「無理をさせすぎではないか」との批判が相次ぎました。

例えば、2011年には徳光和夫さんが70歳という高齢での挑戦が話題になりましたが、

その体調を心配する声が多く寄せられました。また、2024年のやす子さんの場合も、

目標距離80km超えの挑戦に「若いからといって安全とは限らない」という指摘が出ています。

これらの体験を踏まえると、現行の形式が参加者にとって適切かどうか疑問視されています。

2025年はかなりの猛暑が予想されますので、今まで以上に心配ではあります。

感動の押し売りという批判

24時間テレビマラソンに関してよく聞かれる批判のひとつに「感動の押し売り」という指摘があります。

多くの人々に感動を与えるという意図で演出されているとはいえ、無理に走る姿を視聴者に見せることで

「犠牲を伴う感動」となり、本来のチャリティーの趣旨が失われるのではないかという

懸念が広がっています。

特に、このイベントを通じて「ランナーが苦しむ姿を見せることが本当に必要なのか」との問いが

頻繁に投げかけられます。2024年の例では、市民ランナーの参加が増えたものの、

中央のメディアが感動を強調するあまり、一部の視聴者から「ただの自己満足のイベントに見える」

といった声も上がっています。こうしたネガティブな反応は、感動に対する押し付けを感じる視聴者に

根強い影を落としています。

メディアのイベント依存と意図の薄れ

近年、24時間テレビのチャリティーマラソンが形骸化しているのではないかという声も少なくありません。

放送開始当初の「チャリティー精神の啓発」という意図が、年々薄れていると感じている視聴者も

多くなっています。その理由には、このイベント自体が「感動を煽るための恒例行事」として

捉えられている点が挙げられます。

歴代ランナーの中には本来の趣旨に基づく取り組みを提案する人もいましたが、

その声が十分に伝わらないこともあります。

また、運営側が収益や視聴率を目的にイベント依存に陥っているのではないかという批判も根強いです。

実際、募金着服問題など信頼を揺るがす出来事が続く中で「辞めれない理由」が

真にチャリティーのためなのか疑問視する声が増加しているのが現状です。

24時間チャリティマラソンの代替案はある?

24時間テレビマラソンは、これまで多くの感動を生んできましたが、

猛暑の中でランナーが走るリスクを考慮すると、室内イベントやオンラインチャリティー

活用した代替案が注目されています。オンライン配信を活用すれば、全国どこからでも視聴者が

参加できる仕組みが可能になり、歴代ランナーが行ってきたような募金の呼びかけを、

より広範囲に実現することができます。

また、室内で行えるスポーツイベントやトークショー、さらにはバーチャルランニングなどの

企画を組み合わせることで、感動と共感を生むチャリティー活動の新たな魅力を引き出せるかもしれません。

チャリティランナーの身体的負担を軽減する方法は?

過去に24時間マラソンでは、過酷な距離や天候に挑むランナーたちが感動を生んできた一方で、

その健康リスクへの懸念の声も少なくありません。

そのため、ランナーの負担を軽減した形式が提案されています。

例えば、複数のランナーによるリレー方式を採用すれば、個々の負担を分散させることができます。

過去にもリレー形式で成功を収めた例があるため、この形式の見直しは現実的とも言えるでしょう。

また、早朝や夜間の涼しい時間帯に限定するなど、健康第一の配慮をしたスケジュール管理も効果的です。

こういった形式であれば、「辞められない理由」とされる感動を残しつつも、安全を確保することが可能です。

歴代チャリティーマラソンランナー一覧(2014-2024)

年によって、マラソンの形式が単独ランやリレー形式、トライアスロンといったように

様々なバリエーションがありました。

ここでは、直近10年分のマラソンランナー一覧を掲載しておきます。

年度(放送回)ランナー(敬称略)備考(月・形式・距離)
2014年(第37回)城島茂(TOKIO)約101 km
2015年(第38回)DAIGO約100 km
2016年(第39回)林家たい平約100.5 km
2017年(第40回)ブルゾンちえみ約90 km
2018年(第41回)みやぞんトライアスロン形式:スイム1.55 km+バイク60.4 km+ラン100 km=合計約161.95 km
2019年(第42回)近藤春菜 / よしこ / 水卜麻美 / いとうあさこ駅伝形式・合計約148.78 km(32.195/32.195/42.195/42.195 km)
2020年(第43回)高橋尚子 他5名募金ラン形式・合計約236 km(高橋+土屋太鳳+吉田沙保里+陣内貴美子+松本薫+野口みずき)
2021年(第44回)岸優太 他10名募金リレー・合計約100 km(11人リレー)
2022年(第45回)兼近大樹(EXIT)約100 km
2023年(第46回)ヒロミ約102.3 km
2024年(第47回)やす子※距離は記載なし/単独実施

まとめ

24時間テレビマラソンは、「愛は地球を救う」という理念のもと、

多くの歴代ランナーが感動的な走りを見せてきたイベントです。

しかし、その価値について改めて考え直すべき時期に来ているのかもしれません。

猛暑の中、体に負担をかけて走り続けることが、必ずしも社会全体に感動や共感を生むとは

限らないという意見も増えています。中止の議論もたびたび浮上しますが、

その背景には「辞めれない理由」もあるようです。

また、過酷な環境の中でランナーに負担を強いることが本当に必須なのか?

持続可能な形式に移行するべきタイミングに来ているのではないでしょうか?

今後は室内イベントやオンライン活動など、体力負担を軽減しつつ「感動」を

追求できる形が求められるでしょう。

ランナーだけでなく、視聴者やスタッフも含めた全体で持続可能なチャリティーイベントを

実現することが大切では?と思います。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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