ゆうばりアーカイブ

ゆうばりアーカイブ

解説

ゆうばりアーカイブ2017

 

「ゆうばりアーカイブ」は、これまでこの町の歴史に関わる様々な映像をセレクトして上映してきました。今年は、みなさんと「鉄道と町の姿の移り変わり」を考える企画をお届けします。

 

2016年8月夕張市は、JR北海道が計画していた石勝線夕張支線の廃止を認める代わりに地域振興への協力を求める異例の提案をしました。これをJR側は承認し、2019年3月には、夕張に向かう列車は全てなくなることとなりました。既に、2016年3月には本数の削減があり、道全体における路線縮小の流れの中で、廃止は時間の問題とは言われてはいましたが、これでこの町への「人の流れ」の歴史は大きく変わることになります。

夕張を紹介する映像のオープニングには、しばしば駅に人々が降り立つシーンが象徴的に描かれています。例えば夕張に残る最も古い映像の一つ『躍進夕張』(1938:北炭50周年記念映画)には初代夕張駅に到着する大勢の人の姿が、また戦後に市制施行10年を記念して撮られた『炭都夕張』(1953:夕張市)には野幌から錦沢を経て夕張本町駅まで夕張鉄道が人々を運ぶ情景が映し出されています。これらの映像を見るだけで鉄道は、まさにこの町の内外を繋ぎ、成長の源と活力を支える「大動脈」であったとわかります。

夕張に限らず、北海道全体が「鉄道王国」と言われてきたのは、この広大な大地の中の無数の点を、「もの」と「ひと」と「情報」で結ぶために、すなわちそこで生きていくこと――“産業”と“生活”と“文化”のために不可欠だったからです。だとしたら――既にその多くは自動車輸送網に代替され、さらに定時運行のバスまでもが維持困難といわれる路線も少なくない状況は、なぜ、生まれてしまったのでしょうか。

今回の企画では、主に夕張と外の世界をつないだ二つの鉄道――夕張線(現石勝線夕張支線)と夕張鉄道を中心に、さまざまな映像を紹介していきます。汽車や列車が走る姿は、その土地にゆかりの人々にさまざまな懐かしい記憶をよみがえらせます。またその勇壮さや躍動感は、多くの「ファン」を魅了してきました。できれば今回私たちは、そこから少し踏み出して――とはいいつつも「廃止/存続」といった議論に性急に走るのではなく、鉄道やバスといった「公共交通機関」が「暮らしとともにある」意味を考える時間にしてみたいと思います。

 

【第一部】夕張線と夕張鉄道とゆうばり 13:00~14:15

【第二部】実践・ゆうばりの現在と過去をつなぐ―「えきとまちとひと」:14:15~14:50

【第三部】東日本大震災被災地のいま

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